どうにかして自力で行く。(タグバオ編)

このサイトではクライミングが初めての人でも参加できるツアーを準備してあるし、
経験者には岩場行きのドライバー付きレンタカーも手配できるようにしてある。

そうは言っても自力でたどり着きたい人もいるだろう。

少しでも予算を切りつめたいというのが願望だろうが、
中には岩場まで行くところから冒険が始まっていると思う人もいるかもしれない。

そこで、なんとか最少の予算で岩場まで行けるように道順を記載しておく。
今回はタグバオ編。

セブ島でのステイ先はセブ市内、空港のあるマクタン島(ラプラプ市)、
それにマクタン島とセブ市の中間のマンダウエ市の
主に3都市のいずれかになるだろう。
ここから出発とする。

タグバオというのは地区の名称で、正式にはバランガイ・タグバオとなる。
このバランガイというのは行政区域では最小単位になり、通常は市町村の下部になる。
セブ県セブ市タグバオだと考えてもらえば分かりやすい。

そう。タグバオはセブ市内にあるのだ。
セブ市(セブシティ)はセブ島の中心部にある州都で
100万人以上の人口を抱える大都市である。
いくら山中の岩場とはいえ同じ市内なのだからアクセスが良いのでは。
そう思うのも無理はないのだが、
実はタグバオはこのサイトで紹介しているエリアの中では
自力で行くのが最も難しい。

そもそもにセブシティは日本の都道府県並み、
46ものバランガイに分かれていて
住民ですら全てのバランガイを知らずにいる。
都市部エリアで経済圏のバランガイは市の南側、海沿いに集中しており、
市の北部はほぼ山林だ。
その中でもタグバオは北も北。
隣のバランバン市と市境を接するところにある山中の田舎なのだ。

さらにタグバオの中でもここの岩場はほぼ秘境のようなところなので
路線のバスや定期的な便は通じていない。
バイクタクシーか車をチャーターする以外はほぼたどり着く方法が無い。
車の場合はSRVタイプの車か四駆車が望ましい。
普通のセダンとかだとアプローチの取り付きまで行くにも苦労することになる。

まず目指すべき場所はセブ市内のラホッグエリアにあるJYスクエア・モール。
ウォーターフロントホテルやITパークで有名な地域の小さなショッピングモールだ。
このモールから歩いて行ける範囲にラホッグのマーケットがある。
歩いて5分もかからないのですぐに見つかるだろう。

ラホッグマーケットにはバイクのタクシーが数多くスタンバイしている。
北の山間部から買い物に出てきた人を乗せて帰る客待ちをしているのだ。
ここでバイクを捕まえることになる。
もっとも、探さなくとも向こうから声をかけてくるはずなので心配はいらない。
ちなみにバイクタクシーはセブ語でハバル・ハバル(habal-habal)という。
発音しやすい言葉なので言い間違えや聞き間違えはないだろう。

ハバル・ハバルが見つかったら行き先を伝える。
間違えずに伝えるのは sitio MASABA TAGBA-O となる。
シティオというのはエリアとかテリトリーとかいう意味。
目指す場所はタグバオの中でもマサバという集落になる。
この地名をドライバーに必ずよく確認すること。

タグバオは知っていてもマサバを知らないドライバーもいる。
場所が分からずに途中で降ろされてしまっては身も蓋もない。
客が外国人だと有名観光地になりつつある
シラオガーデンに連れて行かれてしまうこともある。

マサバの中のどこまで?と聞かれたら
バスケットボールコートと言っておけばいいだろう。
これで分かるドライバーなら間違いない。
運賃はだいたい300ペソくらいみておけばいいだろう。

道順を詳しく説明しても良いのだが、道中に標識も出ていないし
言葉もしゃべれなかったら、
初見で行き先までたどり着くのは至難なので
自分の車やバイクを運転して行こうとせずに
最初は土地勘のあるハバル・ハバルのドライバーを探す方が無難だろう。

ラホッグマーケットからハバルハバルで山中をアップダウンすること
およそ1時間でタグバオのマサバにつくはず。
かなり起伏のある道を通ることになる。

小さな雑貨店(ともいえないような小店)があるバスケットコートに着く。
ここまで来ればアップサイドの岩場が目視できるはずだ。
ここが最後の補給地点なので足りないものがあれば買っておくこと。
もっともここで買えるのは少々の野菜、
スナック菓子、ソフトドリンク、ミネラルウォーターくらいしか売っていないが。

ちなみにマサバという地名はセブ語で「うるさい・騒がしい」を意味する。
これは近くを流れ得ている川の音に由来するらしい。
流れの緩やかなせせらぎで、休日には地元の家族が川辺でピクニックをするような小川なのだが、
川に名まえが着いたころは激しい河川だったのだろうか?
それとも雨期や台風シーズンにはかなり増水するのかもしれない。
言われてみれば掛かっている橋は必要以上に堅牢なような気がする。

タグバオの岩場は2エリアに分かれており、
マサバのバスケットコートから行き方が異なる。

①まずリバーサイドの岩場に行くにはバスケットコートから川まで歩いて下る。
5分も歩けば着くだろう。
川に着いたら渡り切ったところを左折する。
あとは川に沿って15分ほど歩くとリバーサイドに到着する。
途中には何本かラインを引けそうなボルダーも転がっている。

ここまで自力で行く方法を書いといて最後にひっくり返すようだが、
リバーサイドはラインを見つけるのが少々難しいので
できればローカルクライマーと同行することが望ましい。

このエリアには現在フィリピン最難のルートが揃っている。
最高値は5.14dである。他にも14台が数本に13の後半が数本。
一般人には縁のないグレードばかりだが、わずかに11dと12dが1本ずつある。

②つぎにアップサイドの岩場に行くには
バスケットコートから歩きがメインになる。
ここからは道の一部が悪く、バイクもほぼ入れない。
ただ、馬力のあるモトクロスタイプのバイクなら可能なので
バスケットコートで探してみるのも手だ。
後部に乗せてくれるバイクが見つかればラッキーだ。
山道をバイクで15分登ると岩場にたどり着く。

乗客は運べなくとも荷物だけならOKという場合もある。
この場合はお金や携帯や貴重品のみ身に着けて
荷物だけ先に運んでもらうのもアリだ。

歩く場合は45分~60分の山登りとなる。
①と同じように川まで歩く。
川を越えたら登りに入る。
常に行き先の岩場が白く綺麗な壁として見えているし、
1本道なので迷うことは無いだろう。

首尾よくアップサイド行きのバイクが見つかったなら、
帰りの時間を指定して迎えに来てもらおう。
上まで行っちゃってから帰りのバイクを探すのは不可能なので
歩いて降りるか迎えに来てもらうしかない。

アップサイドもリバーサイドで登るにしても
帰りはマサバのバスケットコートでハバルハバルを探すことになる。
セブ市内と違って台数が非常に少ないのでタイミングによっては
見つけるのに苦労する。
できれば往路で使ったドライバーに帰りの時間を指定しておいて
予定時刻に迎えに来てもらうか、
交渉して帰りの時間までその場所でスタンバイしておいてもらおう。

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Author:cebuclimbing
大野 直樹
トラベル・クライミング・サポーター
セブ島在住20年でセブ島をスミからスミまで歩く。
仕事と家庭ともにメインの言語はセブ語、文化風習にも明るい。
クライミング10年、フィリピンの岩事情を最もよく知る日本人。
また観光業のエキスパートとして旅行とクライミングの両方の側面から
最適なプランを提案できます。
ちなみに3児の父。

Contact: +63-917-814-6988

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