セブのクライミング・コミュニティー CRCC

セブ島にも小さいながらクライミング・クラブがある。

どこかに認可されているわけでもなく、
定期的な活動をするでもなく、
単純に同好の人間が集まっているだけなのだが、
何かの役に立つかもしれないので記載しておく。

セブ・ロック・クライミング・コミュニティー(以下CRCC)は
セブ島とその周辺の島を中心に活動しているクライマーの団体。
およそ50人ほどのグループである。

CRCCのメンバー構成は実にさまざまで
10代の学生から一般の社会人が多い。
なかには医者や弁護士といった専門職もいるし、
私のような経営者もいる。
無職で「クライミングだけしていられれば幸せ。」みたいなやつも多々いる。
フィリピンは出稼ぎ大国なので
1年のうち6ヶ月は外国で働いたり遠洋漁業や貨物船に乗っていて、
残りの半分をクライミングに捧げているやつもいる。


クラブの正式なサイトは存在しないのでFBページのリンク
https://www.facebook.com/ceburockclimbingcommunity/

元々はHAIBALL330という名称だったのだが、
数年前に今のCRCCに名前が変更された。
ちなみにHAIBALL はハイ・ボルダー(high boulder)のスペルを変えたもので
ロープを使わないで行うボルダリングの中でも
墜落したら命の危険があるレベルまである高さの岩を登ること。
(通常はボルダリングは3-4mくらいの岩を登るのだが
 ハイボールは時に10m近いこともある。
 この高さの場合は普通はロープを使うのだが、
 あえて使わないのがハイボールと呼ばれる。)

330というのは何のことか知らなかったので、
この記事を書く際に創立者に電話で聞いてみたら
サンミゲル・ビール缶330mlのことだそうだ。
いかにもフィリピンらしく、そしてどうでもいい語源だな。

CRCCは定期的な活動はしておらず、
基本的にはクライミングが好きな連中の集まりに過ぎない。
もっと言っちゃえば、命名の通りに
元来がただの飲み会の派生に過ぎないので
これまで熱心な活動はしてこなかった。

とはいえ、最近の若い子達はまじめになってきて、
会としてきちんと活動をすべきだと言う意見が多い。

意見としては若い子達の言うことが至極まっとうなので、
飲み会時代からの生き残りである
我らのようなおじさん世代は彼らの意見に耳を傾け、
時に使役され、活動資金を提供させられている。

活動内容としては岩場の整備がまずある。
ボルトやアンカー、スリングなど古くなった物の補修や交換がある。
立木を除去したり、アプローチを整備したりも含まれる。
もちろん地権者の同意の元に行われている。

次にガイドの派遣。
セブの岩場で登りたいという内外からの訪問者に同行して
岩場およびルートの案内を行う。
メンバーの実力に大きく差があるので、
あらかじめ訪問者の登りたいグレードや実力を聞いておき
対応できるメンバーをガイドとして派遣する。

最後に開拓。
これはいちばん大変な仕事だが、やりがいがある。
このサイトでは一般にも公開されているエリアだけを掲載しているが、
実はこれ以外にもいくつかの非公開エリアがある。

活動資金としては年間のメンバーシップ料金の他に
イベントごとのスポンサーシップや
オリジナルTシャツやガイドブック(トポ)の収益などが充てられている。

会として崇高な目的とかは特になく規約が厳しいわけでもない。
少々グダグダな所もあるが、それはそれで良い面もある。
岩を登るのが好きな人、この指とまれ。
その程度の理念しか持たないので、うるさいことを言われることがない。
全く気兼ねせずにコンタクトが取れるだろう。

どこのクライミングサークルも同じだと思うが、
平日はジムで登り、週末は外岩に繰り出すというサイクルを
必ず誰かが続けているので、英語に自信がある人はコンタクトを取ってみるのもありだろう。

crcc.jpg
スポンサーサイト



検索

プロフィール

cebuclimbing

Author:cebuclimbing
大野 直樹
トラベル・クライミング・サポーター
セブ島在住20年でセブ島をスミからスミまで歩く。
仕事と家庭ともにメインの言語はセブ語、文化風習にも明るい。
クライミング10年、フィリピンの岩事情を最もよく知る日本人。
また観光業のエキスパートとして旅行とクライミングの両方の側面から
最適なプランを提案できます。
ちなみに3児の父。

Contact: +63-917-814-6988

E-mail

Work
Aquamarine Ocean tours
Cocohilot Massage&Spa
CebuJapan Tourist center