このサイトの望むこと。目指すところ。

このサイトの~

などと偉そうに言ったが
ご存知のとおり個人でやっているサイトである。
運営スタッフがいるわけでも、撮影班がいるわけでもない。

つまり私が何を望み、何を望まないかと言うことになる。
セブ島のクライミングとは直接の関係は無いので
興味のある方だけ読んでいただいて
情報が欲しい方は読み飛ばしていただいて構わない。


私はもうセブ島に20年以上住んでいる。
20代前半からなのでもう40代半ばになる。
クライミングを始めたのはこのセブで。
32歳のときになる。

以来、仕事と同じくらいの熱量をクライミングに注いできた。
今さっき数えてみたら2018年は117日。
2019年はちょっと長期のクライミングトリップがあったので141日も登っている。
何が本業だか分からなくなる数字だが、
かなりのワーカホリック体質なので仕事に支障は出ていないと思う。
クライミングにしろ仕事にしろ「休んでじっとしている」ことが苦手なのだ。

私は複数の会社を経営していて、現状はとりあえず黒字だし、
家族を養っていけるくらいの収入は得ることができている。
なのでまあ、妻も休みの日に外岩に行くことについては何も言わないでいてくれる。

20年も住んでいるのでそれなりに言葉は話せるし習慣にも詳しい。
日本人の友達が多いとは言えないが、昔からお世話になっている先輩たちもいるし、
若干ながら私を慕ってくれる後輩や友人もいる。

クライミング仲間はほぼ100%がローカルだが、
こちらとの関係は極めてフラットだ。
ジムで登るメンバーには息子の同級生もいる。
(これがなんとクライミングのフィリピン代表選手だ)
そんな子供みたいな(まったくその通りなのだが)年齢の子からも呼び捨てで呼ばれている。
私より年上で登りこんでいるのはそんなにいないのだが、
それも呼び捨てで名前を呼ぶ。

そんなクライミングライフを10年以上続けてきた。
それなりに真剣に取り組んできたので、まあそれなりのグレードも登れるようになった。

自分が所属するクライミングコミュニティにも
それなりに貢献してきた自負もある。
器材や道具を寄付したり、シューズを集めたり
クライミングツアーを主催したり
ガイドブックを作ったりしてきた。
開拓もやってきた。

しかしまあ、白状してしまうと
基本的には私は自分自身の利益のために動く人間だ。
地域のためにとか、セブ島のためにとか、クライミングの発展のためにとか、
そういう動機で動けるほど人間ができていない。

自分のためににやったことが、結果的に他人のためになれば
それはそれで嬉しい。というスタンスである。

このサイトを作り始めたきっかけも
自分の記録を残しておきたいというのが最初の動機だ。
登れたルートの記録や感想や核心部の攻略なんかの記録の整理がそもそもの出発点だった。

もう閉鎖してしまったが旧サイトではそういう記録をつけていて、
どこから見つけたのかわからないが、
幾人かのクライマーの方が連絡をとってきてくれて、
一緒に登らせてもらったりした。
ただ一緒に登っただけなのにお礼まで言われてしまった。

いい気になった私は、こういうのも悪くないな。と思った次第である。
もう少しだけ自分が持っている知識や経験を外に出してみたら、
一緒にクライミングをしてくれる友人ができるんじゃないだろうか?
そこでガイドブックまがいのサイトの文章を書き始めたわけだ。

これは断言してもいいと思うのだが、
私よりフィリピンのクライミングを知っている日本人はいないだろう。
いや、外国人全部をひっくるめても他にはいないかもしれないな。
これが私の強み。
私は自分のためにサイトを作っているが、
その過程で読んでる人に役に立てたら、それはそれで嬉しいと思う。

とは言っても私は別にプロでもエキスパートでもない。
クライミングからは一銭も稼いでいない。
あなた方と同じお金を払って楽しんでいるだけである。
だから私に対して遠慮したり、
過度の期待してもらう必要もまったくない。
これもまた私の強み。

一緒に楽しみたい人や上手くなりたい人と繋がっていることはとても幸せなことだ。


そんな自己中心な私だが年齢も40代もなかばになり
仕事も忙しくなる一方で、子供たちの手もかかり(学校のイベントも多い)
グレードも伸び悩み、若い子にはすぐに追い抜かれるようになってきた。
だからという訳ではないが、以前のようにガツガツとクライミングを求めてはいない。
と言うかしたくてもできなくなってきた。

サイトを作った目的は
せっかくセブ島のクライミングに関わったのだから発展させたい。
そしてサイトを作ったことで生まれる交流を通じて自分も楽しみたい。
登る時間が少なくなっても情熱を持ち続けたい。
いつの日か体力的に年齢的にグレードが追えなくなってもクライミングと関わっていたい。
そんな利己的な理由がほとんどだ。
しかし私が利己的な理由で文章を書くことで、誰かの役に立つならこれは嬉しいことだ。

先にも書いたが私は複数の会社を経営している。
セブ島に旅行で来る人にサービスを提供する会社だ。
南国の観光業というと華やかで陽気なイメージがあると思うが
私自身はそういうタイプでもない。
あんまり表にでるのは照れるほうだ。
正直SNSとかも苦手だ。自分をアピールしたり公開したりするのに抵抗がある。
河島英五の「時代おくれ」みたいな父親の影響が大きいのだと思う。
そしてそういう大人に強く憧れている。

私の会社では1日に100人とか200人とかの観光客が来て
いろいろと海やツアーで遊んでくれたり、マッサージを受けたりしてくれる。
そういうお客様をガイドしたり引率したり、
はたまた受付業務をしたりするのは苦手ではないが得意でもない。
私の下で働いてくれている日本人の若いスタッフたちは
私の100倍はうまくそれらの仕事をこなすだろう。

そんなわけで人に物を教えるのも苦手だったりする。
教えるくらいなら自分がその仕事をやっちゃった方が
話が早いと考えてしまうタイプだ。

知り合いにセブ島に来るたびにお土産を持ってきてくれる
都内にビルをいくつも所有している企業の創業社長さんがいるが、
その方に言わせれば
私のやり方ではもう今以上には会社は大きくならないそうだ。
いやはや。まったくもってその通りである。

友人知人たちには叱られるが私の子供たちが日本語を話せないのも、
子供たちが日本を覚えるより、私が現地語を覚えたほうが話が早いと思っているからだし、

クライミングでも初心者にモノを教えたりするのは苦手なほうだ。
こういうのが得意な人に任せたほうがいいし、
人に構っていると自分の登る時間が無くなってしまうというセコい思惑もある。

なのでまあ、
このサイトも基本的には「好きで」やっていることだ。
勝手にやっていることなので批判したければすればいいが、
コメントは受け付けないようにしている。

サイトの特性上、
読んでいる人の土地勘のない場所でのロッククライミングを紹介することになる。
自分にとって損得があるわけではないので、
嘘は書かず良いとも悪いことも正直に書くことにしている。

もしかしたら読んだ人の中には興味の出る方もいるかもしれないし、
セブ島に行きたいと思ってくれるかもしれない。
クライミングやったことないけど、やってみようかな?と思う人が出てくるかもしれない。

書きっぱなしでは不親切なので
初心者の方向けのツアーみたいのを作ってみた。
まったく初めての人でも安全にセブのロッククライミングが体験できるツアーだ。

クライマーの方には道具のレンタルや
ガイドの手配、車の手配なんかも有料でできるようにしておく。

どちらも地元のクライミングコミュニティーに利益還元される。
岩場の清掃や古くなったボルトの打ち換え。
そして何より新しい岩場の開拓費用になる。

もちろん知って通り非常にニッチな産業なので
このサイトから大きな利益が生まれるとは期待していない。
それに私自身、忙しくなって自分が登れなくなってしまうのが嫌なのだ。
仕事にしてしまうと私は完璧主義になってしまう。
あーしよう。こーしよう。と常に考えてしまう。
クライミングはビジネスとしてより、ライフスタイルとして関わっていきたいという思いが強い。

しかしながら、もし私が提供するクライミングツアーないし、
ガイドの手配や車の手配によって、
読んでくれた人がセブの岩場で幸せな一日を過ごしてもらうことができ、
そのことで対価がいただけるなら、ありがたく頂戴したいと思う。
そしたらまた良い循環が生まれそうじゃない?

能書きを書いてきたが、
取り留めのない文章になってしまった。

まとめよう。

なんかクライミングとかボルダリングとか流行ってるし興味がある。
→そんな人にクライミングを紹介しよう。南国でのスタートは理想的じゃないか。

ジムで登ってるけど外岩経験がない。ボルダーしかしていない。
→アウトドアで登るのはほんと気持ちいいよ。

家族でセブ旅行に行くことになりました。
→その内の1日だけクライミングしてみない。



こうやって知り合う人たちやセブでクライミングする人が少しずつ増えていく。

できれば次からはクライミングをしにセブ島に来てくれたらいいな。

始めての時は不安だろうけど一度でもセブで外岩に行っておけば
次からは自分で動けるよね。
そしたらこのサイトの手配は必要なくなるけど、それはそれでいい。

その代わり一緒にクライミングしたり、クライミングの話を
あーでもない。こーでもないと話す友人ができるじゃないか。

岩場から降りてきたらビールでも飲みながら(コーヒーでもいいけど)
今日できたことを共に喜んで乾杯し、
できなかったことを悔しがり次回の話をしようじゃないか。

それがこのサイトの望むところであり、目指すところなのだと思う。

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プロフィール

cebuclimbing

Author:cebuclimbing
大野 直樹
トラベル・クライミング・サポーター
セブ島在住20年でセブ島をスミからスミまで歩く。
仕事と家庭ともにメインの言語はセブ語、文化風習にも明るい。
クライミング10年、フィリピンの岩事情を最もよく知る日本人。
また観光業のエキスパートとして旅行とクライミングの両方の側面から
最適なプランを提案できます。
ちなみに3児の父。

Contact: +63-917-814-6988

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