天気のはなし。気候のはなし。

外岩に行くからには気になるのが天気だよね。

貴重な1日を費やすのだ。
雨に降られてまったく登れませんでしたではガッカリ過ぎる。

ではベストシーズンはいつなのか?
気温は何度くらいあるのか?
雨が降ったらどうなるのか?
お答えしましょう。



まずは一般的な情報から。

ご存知だと思うが南国セブ島には四季は存在しない。
季節は2つだけで「夏」と「真夏」の2つだけである。
つまり1年中暑い。

セブでの乾季に当たる2-5月くらいが真夏。
それ以外の月が夏となる。
わかりやすいでしょ。

日本では寒さのピークとなる2月と
そろそろ春の足音が聞こえだす3月が真夏というのも不思議な感じがするが。

私はこの時期に海パン1枚で、暑さしのぎにプールに入っていると得も言われぬ優越感を感じてしまう。
日本の友人たちよ、申し訳ない。


さて、暑いことはフリクションが減って滑りやすくなるなど
クライミングにおいてはマイナス点も多いのだが
少なくとも寒くて登れないということはあり得ない。

では暑すぎて登れないということはあるのか?

私の経験上ではこれも無い。
直射日光の下でジリジリと焼かれながら登るのは勘弁したいが、
セブの岩場ならだいたいどこでも時間帯によって日陰のルートがあるので
狙ったルートがあるならともかく、
まったく何もできずに時間だけが過ぎていくような事態は避けられる。

気温はというと、
岩場によって異なるがほとんどが山中なので25度前後だろうか。
暑いは暑いが、暑すぎて何もできないと言うほどではない。
あとはやる気の問題だ。
わざわざ外国で岩場に行こうというくらい意欲的なら何の問題もない。


次に天候について、
クライミングにとって雨は天敵だ。

寒いとか、体が濡れて気持ち悪いとか、気分が乗らないとか、
そういうことの前に岩が濡れてしまうと滑って危険である。

滑らないようにビクビクしながら登るのは楽しくないし
ひいては難易度も上がるから、普段の自分なら余裕で登れるルートでも落ちたりする。

結論から先に言うと
「雨は降ることもあるが降ってもたいがいは登れる。」
で間違いないと思う。

ありがたいことにセブ島には雨期は無い。
いや、分類上は雨期もあるにはあるのだが、
いわゆる日本の梅雨とは違って「雨が降ることもある季節」くらいの認識でいい。

特に雨が多いのは6月、7月、12月、1月だろうか。
雨期の始まりと終わりが雨が多いような気がする。
8月から11月くらいは分類上は雨期の真っただ中だが、
風が強い影響か雨はそれほど降る印象がない。

正確なデータがなくて感覚で言ってしまっているが、
20年も住んでいるので、あながち外れてもいないだろう。

1日中シトシトと雨が降り続けるという日はホントに少なく
1日のうちのどこかでスコールがどしゃっと降って、
後の時間は晴れているか曇っている。が感覚的に正しいかな。

そのスコールも気温が低くなる深夜か明け方に降ることが多いので
日中は降ったとしてもそれほど影響を受けることは少ない。

私はマリンスポーツやアクティビティ、
離島へのツアーなどを本来の生業にしているので
天気はある意味で死活問題なのだが、
日中ずっと雨が降り止まないというほどの悪天候は1年でもほとんど経験しない。
(まれにそういう日に参加してしまう運の悪いお客様もいる。すみません。)

岩場でもバケツをひっくり返したようなスコールは降るが
降り止みさえすれば登ることの出来るルートは残されているはずだ。
どこもかしこもビショ濡れで撤退するしかないという事態にはならないはず。

岩場単位で言ってみると

・カンタバコ
割と雨に強い。
こだわらなければ登れるルートは必ずある。

・ポオッグ
降ってても登れるルートはいくつもあるが、
クライマーの逃げ場が少ない。
岩に身をよせてできるだけ濡れないようにして止むのを待つしかない。

・トゥグノン・ダナオ市
エリアによって異なるが雨の影響の少ない場所は存在する。
足元が悪くなるのが欠点か。

・モンサレラ
けっこう強傾斜なので雨の影響を受けずらい。
身を隠す場所もある。

みたいな感じだろうか。


もっとも低気圧とか台風接近中とかは話が別だ。
赤道に近いセブ島には台風シーズンというものがない。
1年中いつでも台風がくる可能性がある。
1月から12月までいつでもだ。
ただし直撃率は低いと思ってもらっていい。

セブ島の東に位置して太平洋に面しているレイテ島やサマール島は
台風が発生するたびに通過しているイメージがあるが
たとえば年間通して40の台風が発生したとしても
セブ島を直撃するケースは1度あるかないかくらいに思っていい。

そのせいもあるのかもしれないが、
セブ人は台風に対する危機感が薄い。

台風が来る。台風が来る。
と騒ぐくせに具体的な対策を取らないのだ。
私の会社でも、台風が来るので早退して帰ります。という者も多いのだが、
帰ったところで何もしていない。ただ早く帰っただけ。
元来、「備える」という感覚が欠落しているようにも思える。

まあ台風接近中はたとえ直撃の可能性が低くても
クライミングはやめといた方が無難だけどね。

もし旅行中にクライミングをしようと考えてるなら
雨が降った場合のバックアッププランを考えておくといいと思う。

少々の雨なら登れる可能性が高いから、
思い切って岩場に行っちゃうのも手だが、
何度もこのサイトで書いているように
できればセブのクライミングもそれ以外も両方を楽しんでもらいたいと思っている。

無理することはまったくない。
雨なら雨でショッピングに行ってもいい。
カジノに繰り出してもいい。
スパやマッサージで体のケアをするのもいいだろう。
スクーバダイビングで海に潜っちゃえば雨も関係ない。

クライミングもクライミング以外もバランスよく。
リゾートとクライミングの両方をぜひ楽しんで欲しい。

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プロフィール

cebuclimbing

Author:cebuclimbing
大野 直樹
トラベル・クライミング・サポーター
セブ島在住20年でセブ島をスミからスミまで歩く。
仕事と家庭ともにメインの言語はセブ語、文化風習にも明るい。
クライミング10年、フィリピンの岩事情を最もよく知る日本人。
また観光業のエキスパートとして旅行とクライミングの両方の側面から
最適なプランを提案できます。
ちなみに3児の父。

Contact: +63-917-814-6988

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