セブ・ロッククライミングガイドブック

トポについて。

クライマー以外の人は知らないと思うけどトポというのは岩場のマップのことである。

ディズニーランドに行くとゲートのところで園内マップをもらえるでしょう。
どこに行くとどんなアトラクションがあるのか、
どこにレストランがあって、どこにショップがあるのかを教えてくれるあれ。
あれの岩登り版(というか山登り版)のことをトポと呼ぶのだ。

クライマーはトポをみて次にどこのルートを登ろうか決める。
スキー場のゲレンデマップみたいなものとも言えるよね。
このコースは上級者用だからまだ早いなとか
このコースは傾斜が緩やかだから挑戦してみるか。とかなるわけだ。

トポにはその岩場のほぼ全ての岩情報が載っていて
どこのルートがどのくらい難しいのか、
どのくらいの長さのロープが必要なのか、
クイックドローやナチュラルプロテクションという名前の安全確保の道具が
そのルートでいくつくらい必要なのか。
そんなことが書いてある。

その他にも例えば
岩がもろくて崩れやすいから登らないようにとか
このルートはできればヘルメット着用でとか
そんな安全に関わることも書いてある。

ルートごとの親切なアドバイスが書いてあることもあるし、
編集者のおススメのルートが★★★でアマゾンレビューのごとく書いてある場合もある。

最近は電子版にとって代わられつつあるけど、
クライマーは初めての岩場に行ったらまず現地のトポを手に入れることからスタートするのだ。
トポを入手したら自分の実力と相談してどのルートを登るか決める。
やさしめのやつを沢山登るか、それとも限界ギリギリを攻めるか。
その戦略を立てるのが悩ましくも楽しい段階なんだよな。
池袋ラーメンマップみたいなもんだ。

そしてこれらの岩場マップ。つまりトポに加えて
周辺状況や岩場への行きかた。岩場近くの宿泊施設やレストラン情報、
注意事項。物価とか貨幣換算方法まで一つにしたのがクライミングガイドになる。


私も東南アジアを中心にあちらこちらの岩場を訪ねてきたが
それぞれの岩場には魅力的なガイドブックがあるものだ。

私は必ず現地のトポやガイドブックを購入する。(まれに無料のところもある。)
次にいつ再訪できるかわからないし、
仮に数年後~十数年後にまた戻ってきても岩場状況が変わっちゃってることが多い。
だからほとんどの場合は一回限りの買い物になっちゃうんだけど
本棚に並んでいるガイドブックの背表紙を見るだけで
その時のことを思い出すことができる。
誰と一緒に行って。どんなルートを登って。何を食べたかまで。
観に行った映画のパンフレットを必ず購入してコレクションする人みたいだけどね。


さて、セブ島には長いこと岩場ガイドブックが存在しなかった。
私がクライミングを始めたのは2007年からなのけど、
当時から少なくない数のクライマーが国内外から訪れるにもかかわらず
A4用紙数枚のトポがあるだけで、繰り返しコピーして使っていたのだ。

ローカルクライマーも必要性を感じていたが、
そこはフィリピン。言うばっかりで行動が伴わないのはいつものこと。
何の進歩もないままに月日が過ぎるのがお約束。


話が飛んでセブ島のロッククライミングガイドブックが完成したのは2017年のこと。
A5ハンディ版で3エリアのトポとルートマップが掲載されている。

各岩場への行きかたや周辺状況、
宿泊施設、食料の入手方法、簡単なセブ語案内まで載っている
なかなか優れたガイドブックになっている。

全編が英語で日本語版の発行予定はないが
簡単な単語を使って書かれているので理解は難しくないだろう。


実はこのガイドブック、私が制作と監修をしている。
だから多少は偉そうなことを言ってもいいだろうけど
製作資金を出し、クライマーに文章を書かせ、
フォトグラファーに岩場写真を撮らせて、
デザイナーにルートマップを描いてもらい、
編集者にレイアウトを依頼し、
海外の印刷業者にオーダーしてフィリピンに運んでくるところまで全部やった。
今後まだまだ変更修正が必要だが苦労しただけあってなかなかよくできている。
セブを訪れるクライマーにはお手に取ってもらいたいものである。

ちなみに日本国内での販売と権利は私が保有しているので
ご希望の方やクライミングジムやアウトドアショップ経営者の方など
日本国内から発送できるのでぜひご購入いただきたい。
近々ダウンロード版も販売開始の予定もあります。


CEBU ROCKCLIMBING GUIDEBOOK
by Mervil Patigdas

A5 86ページ

1.General Information

how to get there
climate and temprature
local transporation
currency
electric voltage
basic cebuano sentence
other things in cebu

2.Cebu rock climbing community

climbing gym

3.Climbing in CEBU

the beggining
equipment
anchors
bolts and slings
bolting
guiding
access fee
waste disposal
hospitals

4.Climbing area

Cantabaco

how to get Cantabaco
where to stay
where to ead
Area1
Area2(lower)
Area2(upper)
Area3
Area4
Area5

Poog

how to get there
where to eat
Area1 cottons wall
Area2 beginners wall
Area3 candy crush wall
Area4 captains wall

Tagbao

how to get there
where to eat and stay
monsterela
mansorela

Cantabako tick list
Poog tick list
Monsterella and Monsorela tick list
glossary
sources
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プロフィール

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Author:cebuclimbing
大野 直樹
トラベル・クライミング・サポーター
セブ島在住20年でセブ島をスミからスミまで歩く。
仕事と家庭ともにメインの言語はセブ語、文化風習にも明るい。
クライミング10年、フィリピンの岩事情を最もよく知る日本人。
また観光業のエキスパートとして旅行とクライミングの両方の側面から
最適なプランを提案できます。
ちなみに3児の父。

Contact: +63-917-814-6988

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